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BDSMに関する論文や記事を読んでみた

BDSM に関する海外の研究論文や記事を紹介します

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Mメンタルのパートナーと付き合うには(1)
How To Cope With A Masochistic Partner
https://theawarenesscentre.com/how-to-cope-with-a-masochistic-partner/

グーグル先生の力を借りながら訳してみました。

原題の直訳は「マゾヒスティックなパートナーと付き合う方法」ですが、メンタル面を扱っていたので「Mメンタルのパートナーと付き合うには」にしました。

長いので3回に分けてアップします。記事ごとにわかりやすいタイトルを付け、読みやすくするために改行や文字装飾を入れました。

1.マゾヒズムのルーツは幼少期に <- 今回
2.Mメンタルのパートナーがしそうなこと、できなさそうなこと
3.Mメンタルのパートナーと付き合うために必要なこと

1.マゾヒズムのルーツは幼少期に

Mメンタルのパートナーを持つと途方もなく骨が折れ、フラストレーションもたまります。もしパートナーの望みが自分を叩きのめすことにしかなく、どんな前向きな言葉もどんな働きかけもかたくなに拒否されるのであれば、あなたは何が悪いのだろうと戸惑うことしかできません。

マゾヒズムは「社会的、感情的、または仕事上の生活の中でさまざまな自滅的行動を取ろうとする傾向」(Stephen M. Johnson)と定義されています。この記事では性的な文脈でのSMダイナミクスは取り上げません。ここでは、自らを打ち砕こうとするパーソナリティ基本構造を持つことの意味を社会的・個人的な関係の面から扱います。

マゾヒズムのルーツは幼少期、つまり、よちよち歩きを始めた赤ちゃんに自我が芽生え始める頃にあります。

何でも思い通りにしたがる横暴で支配的な親にとって、子どもの自我の芽生えは意志の戦いの始まりになります。勝つのはどちらか一方だけです。いつも子どもを思い通りにしようとする親はよちよち歩きの子に服従以外のオプションを与えません。

子どもには反撃の方法がなく、受け入れて従うことが生き残るために必要な行動となります。心の中では怒りに震え不公平だと感じていたとしても、表面的には服従を示すことを学ぶのです。

やがて親が自分たちの意志を押しつけるのをやめ、子ども自身も成長した時、かつての子どもは親の行動を内面に取り込むことがあります。親がしたように自分自身を扱い続ける可能性があるのです。その時は個人としての自分を見下し、敬意を払うことがありません。
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